家づくりをする中で予算取りをしていても出てくるまでわからないのが地盤補強(改良)工事です。
今回我が家の地盤調査が終了し、地盤補強工事の概算予算が出たのでお伝えします。
地盤補強工事の種類と概算になる目安金額も合わせて紹介します。

目次
改良工事の種類は「表層改良」「柱状改良」「鋼管杭」の3種類があります。土地の広さにもよりますが、一般的なお家のサイズが30-40坪だと仮定したときの概算の予算です。
<表層改良>
表層地盤を1mくらい掘り起こして、セメント系などの固化剤を混ぜて強固な地盤にする工事です。かかる費用は約40万円~60万円ほどです。比較的強い地盤だった場合にはこの工事で済むことが多いです。
<柱状改良>
地盤に40~60cmの穴を掘り、その中に固化剤を入れて柱状の杭をつくり建物を支えます。約60万円~80万円ほどです。弱すぎることもないけど…という微妙な場合はこれです。
<鋼管杭>
軟弱な地盤が厚くある場合に行う工事で、固い地盤まで杭を打ち込んで支えます。約90万~130万円ほどです。これが一番高額で、弱い地盤だった場合に使うものです。
地盤調査
地盤改良工事がどの程度必要なのかを調査する事から始めます。
この調査を「地盤調査」といい、ハウスメーカーの方が準備してくれます。
家を建てる土地を事前に調査する事で、その地盤がどんな地盤なのかを判断する事ができます。
もしも、地盤が弱いのに補強や改良工事をしないで家を建てると家の重みで沈んだり、傾いたりしてしまい、災害対策上も良くありません。家が傾くと、外壁にひびが入ったり、窓やドアの開閉が難しくなったりして、普段の生活にも影響が大きいです。
地盤調査では土地に入って土地に穴をあけて固い地盤がどこにあるのかを調べるので土地を購入した後でないと基本的に調査できません。ですので、割とぎりぎりまでその予算が確定できないという嬉しくない事情があります。
地盤調査の見積もりが返ってくるまでの期間
これは、業者やハウスメーカー、連休の関係にもよってきますが大体1週間から2週間ほどかかるもののようです。我が家ではいったん見積もりが出た後に相見積もりをとってもらっていたので通算3週間かかりました。
我が家の土地
我が家を建てる予定の土地は砂礫質という砂分の多い土が分布する土地でした。土地にもよりますが地盤強度が強いだろうとは言えない土地です。半々というか、そこまで弱すぎる土地ではないけれど、多少の改良は必要になってくるだろう土地です。土地がどんな質かは地区単位ではありますが市区町村の情報に記載があります。
我が家の地盤補強工事
我が家は結局90万を超える地盤補強工事が必要になるという調査結果が出てしまいました。もともと少し土地が下がっているといわれていてある程度は覚悟していたのですが、思ったよりも高かったです。
もともとミサワホームの担当さんが慎重な方でいろいろと多めに予算取りをしてくれていました。地盤補強工事にも100万ほど予算取りしてくれていたので何とか助かりました。最初の見積もりでは140万前後と出たらしく、違う工事方法の業者に別で見積もりを取ったことで予算内。
柱状改良の杭をうつ予算が60万、機材の搬入に20万、それに消費税がかかって90万少しというお値段です。なにかをやってもらう(機械をいれたり、資材が必要だったりする)場合には結構色々な項目が必要になってきますし、お値段も上がりますね。
完全に台地でしたら改良工事がほとんど湯用の場合もありますが、もともと住宅が建っていた土地であっても改良工事が必要な場合は多いです。40万~140万と幅の大きい地盤補強工事ですが、予算取りとして100万程度を見ておくと、後々の負担感は少ないと考えられます。「もともと畑だった」「埋め立て地だったことがわかっている」などがあるのなら200万とっておいてもいいかもしれません。
地盤補強工事は、多くの方には予想もつかない事態です。地盤は家の外側と違って後から工事をすることが困難です。表面の土を触ってわかることでもないので、多めの予算をとってしっかり対策をとることが重要です。