共働きで子育てがあると忙しいですよね。自分一人でどうしようもないタスクが山積みになります。家事は最低限になって後回しになりがちです。なんせ子どもが第一ですから。
今回は我が家も子あり共働き家庭として子育て・仕事・家事のマルチタスクに悩んできた経験と問題点を整理します。
目次
共働きの子育ては「辛い」という声は多く、周囲でもよく聞きます。共働き×子育ての問題や悩みとはいったい何なのでしょう?まずみんなが感じている問題点や悩みについて紹介します。
ポイント① 日々家事育児が回らない
ポイント② 子供が熱を出した時など誰が休むか
ポイント③ 家事育児の負担の不平等
ポイント④ 自分の時間が取れない
ポイント⑤ 周囲の理解が得られない
ポイント⑥ 子供との時間が確保できない
「帰宅後は忙し過ぎて掃除なんかに手が回らない」「平日は忙しくてご飯食べてお風呂入って終わり」などは想像に難くないです。もう物理的に18時に帰宅して21時に寝かせてそれまでに夕食その他のタスクをこなしていていたら明日でもいい家事はすべて後回しです。「理想と現実」のギャップが辛くなるかもしれませんが、ある程度は慣れるしかない部分もあります。
もちろん、家事時短家電を導入したり、家事代行サービスを利用したりなどの方法をとることもおすすめしますが、どうしてもそれだけでは解決できないのが現状です。テクノロジーの進歩が待たれます。
どちらが休むか、緊急時にお迎えに行くかなども争点の一つですよね。頻繁に熱が出る時期の携帯電話は常に怖かったです。どちらが行くか順番を決めていてもうまくいかないこともありますし、インフルエンザにでも罹った日には1週間は休む想定をしないといけません。早寝早起き、うがい手洗いなどの健康管理をしていたとしても風邪やいろいろな病気にかかるのが子どもです。体調不良になったとき食事を用意しておけば寝ておいてくれるようになるのは早くても小学校高学年~中学生。病児保育を頼ろうにも事前の申請が必要な場合もありますし、我が家も何度も預けていますそこまでして仕事するのかと悩んだこともあります。
「家事を自分だけがやっていて負担」「旦那は家事は全く出来ない」などはよく聞く話です。 共働きでも家事育児の負担が女性に偏っているというのは、日本特有の現状となっています。日本は他の国と比べて男性が家事育児に費やす時間がかなり短くなっています。
一人であれば仕事が休みの日は、自分のために時間を使ったり、体を休めたりできます。しかし子供がいる&共働きで平日にできなかった家事が残っているとなるとほとんど休めません。子どもと遊ぶために動き回っていたり、家事をまとめて終わらせたり…。自分の時間を確保するために朝早起きしたり、夜寝るのを遅くしたりすることも。
寝ることよりも趣味を優先することで回復する体力みたいものもありますし、しかし寝ないと元気も出ないし、ジレンマですね。子どもが寝付かないときなんかはとっても辛いです。
「残業や休みを取ることへの理解が得られない」「義理実家から共働きだと贅沢できていいね、などと言われる」のような意見も見られます。まだ“夫は外で働き、妻は内向きのことをする“といった意識は主に年配層を中心に根強いのが現状です。もちろん地域差やそのほかいろいろな条件があるとは思いますが、こういった事例を一切見聞きしたことがない方はほとんどいないと思います。そういった周囲の不理解が続くと働き続けるモチベーションなんか維持できません。
9:00-17:00のような仕事をしていると、送り迎えにその前後30分~1時間は使うことになります。すると夜18:00~21:00までが唯一子どもとの時間になりますが、その間に夕食・お風呂・翌日の準備・小学生だったら宿題などが入ってきてとてもではありませんがゆっくりお話ししたり触れ合ったりという時間はとれません。ただ、勘違いしないでおきたいのはこれは完全に親だけの罪悪感であること。
子どもは一緒にお風呂にはいったとか、ご飯が好きなメニューでおかわりしたとか、寝るときに手を握ったとかそういう一つ一つで親との触れ合いを実感しています。寂しいかったと思わないとは言いませんが、親が思うほど“時間がなくて親と一緒に入れない”とはおもっていません。一緒に何かをする時間やどこかに行く時間を確保するように努める必要はありますが、その頑張りも含めて子どもとの時間です。
共働きにすると、収入源が2つとなるため世帯収入が増えます。収入が増えることで子どもの教育費や休日の過ごし方、食事などの選択肢が増えるのは魅力の一つです。しかしそういったポジティブな理由だけではなく、日本の経済状況の変化によって昔のように1人だけの収入で生活は困難になっています。税金や社会保険料の負担も大きくなっていますし、終身雇用でもなく、給料が上がる保証もないとなると働ける人が働けるタイミングで働き続けるしかありません。将来の不安もあります。年金支給に不安がある以上老後費用もしっかり貯めていかないといけません。我が家も貯蓄をするためには共働きは維持、できたらさらに収入upを図っていかないと持ちません。詳細の記事はこちら。
マイサイズの貯蓄率!我が家の場合を徹底シミュレーションしてみた
メリットとしては、先にあげたもののほかに、どちらか一方が病気や怪我などで働けなくなったときにも完全に収入が途絶えることがないので安心です。
しかし現在は過渡期。少し前の世代の男性が一家の大黒柱である考え方と男女平等に金銭的負担も家事育児負担も負う考え方とが混在しています。今共働きをしている我々が男女平等に仕事でキャリアを積みながら育児をする社会の仕組みを構築して維持していく必要があるでしょう。
ちなみに我が家は金銭面でも家事育児面でも共働きでないとやっていけません。なぜなら二人とも仕事が好きで家事が得意ではないから。二人で稼いで、苦手な家事を家事代行サービスにお願いしたり、家事家電に頼ったりするほうが我が家に向いています。そのため、我が家は定年まで共働きを維持する予定です。
収入源が二つあるということはお財布の形態にもいろいろなパターンが出てきます。「全額家計拠出小遣い制」「支出別担当者制」「一定額家計拠出制」など世帯によってさまざまです。
「全額家計拠出小遣い制」だと家の経済状況や資産が見えやすいメリットはありますが、お自由度の低さにストレスが溜まるというデメリットもあります。
対して「支出別担当者制」「一定額家計拠出制」は自分の自由になるお金があるのでストレスをためずにすむメリットがあるものの貯金額がブラックボックスになりがちというデメリットがあります。ライフスタイルや将来の計画に合わせて、自分たちに合った家計管理ができるのが理想的です。
我が家は家事をいかに効率的にこなすかをポイントにできることはなるべく前倒しで行っていきます。仕事も家事も育児も。もちろん限度がありますが。洗濯機・食洗機など朝に動かせるものはすべて動かしていき、子どもが本当に小さいころは寝ている間に服を着替えさせていました。
夜に行う家事は最低限です。買い物にもほとんど行きませんし、料理も作り置き。家事家電はフル活用して、なんとか自分たちが生活していくうえでストレスがない程度の家事を行っています。週に1回でいいタイプの家事なんかは週末にまとめてやるか、もしくは家事代行サービスにお願いしています。
その他の使っているサービスについてはこちらから。
フルタイム共働き夫婦の家事・育児スケジュール【買い物する手間軽減】
大人はどうとでもなりますが、子どもの朝ごはんはしっかり用意して食べさせないといけません。しかし、プレートとか一汁三菜とかしっかり用意している時間なんてものは一切ないので、タンパク質と糖質を接種できていればよし!という考えで、簡易的なメニューをローテーションしています。イヤイヤ期が抜けきっていない4歳に朝何が食べたいか聞いて、その答えをもとに用意できるものを用意している、という感じです。
・鮭ごはん+キャンディチーズ
・ハムとチーズのロールパン+牛乳やジュース
・食パン+カップスープ+ハム
・海苔ご飯+キャンディチーズ
・白ご飯+冷凍のナゲット+牛乳
・コーンフレーク+牛乳+野菜ジュース
・レトルトカレー+ごはん+牛乳
子どもが起きた時間によって用意する人は変わります。早起きしたときは妻が、妻が家を出るより遅く起きた時は夫が用意します。寝坊したら高頻度でコーンフレーク+牛乳になります。共働きの忙しい朝を楽にするためにはやらなければいけないことは最低限にしてできるならば前倒しでいろいろ行っていくことが大切です。
それぞれのお子さんや家庭の状況によって、家事育児で大変だと思うことはそれぞれ違うと思います。夫婦の得意不得意もありますし、子どもの年齢によってもかわってきますよね。夕食、朝食、寝かしつけ、掃除、洗濯、買い物、翌日の準備、書類の準備、お風呂…数えるときりがありません。
4歳になって、夕食はだいぶ楽になりました。夕食つくりの途中もテレビなどを見てひとり遊びをして待っていてくれますし、ある程度までは自分一人でも食べておいてくれます。何が大変って、時間がないけれど必ずやらないといけないことが山積みなのが大変です。
我が家が一番大変だなと思うのは、寝かしつけです。まだほとんど一人では寝てくれないので一通りの家事を終わらせたあと一緒に寝に行く必要があるのですが、寝落ちてしまうと後のことは何もできません。これも今を何とかしのいだら楽になると思って、その他の家事などは使えるものは使ってしのいでいくしかありません。
共働き夫婦が子育てを大変と感じる時期はそれぞれです。我が家はまだ保育園なので保育園関係の悩みといえば子どもの病気などですが、小学校に入ると勉強や交友関係などなど、結局常に悩みがあるらしいというのは少し大きいお子さんがいる家庭から聞いています。
せめて辛い家事育児はなるべく効率的に、システマティックにこなしていきたいものです。最後までお読みいただきありがとうございました。