家づくりは時間がかかります。というのはご存知かと思いますが、実際どのくらいかかるのかは人それぞれかつ建ててくれるハウスメーカーや工務店次第。ミサワホームは実際どれくらいかかるのか、我が家の打ち合わせ履歴を書きます。共働きで妻は妊娠中という打ち合わせにはなかなか向かない状況でしたが、当初示された予定通りに家は建ったので、何かの参考になればと思います。
目次
新築の家が建つまでには9か月~2年前後の期間が必要となるのが一般的です。
特に土地探しから始める注文住宅の場合は、土地探し・住宅の間取りその他をすべて決めていかなければいけないので、情報収集やハウスメーカー選びから時間がかかります。もちろん間取り作成にも。
期間に幅があるのは、間取りや工法、時期やハウスメーカーによって特徴が異なるからです。
どこまでこだわるかはひとそれぞれ。ただ、あんまり長い時間をかけていても多くの方は体力不足に陥ってしまうのも事実ですので、ライフスタイルに合わせてどれくらいの期間をかけたいかを考えておく必要もありそうです。
はじめて住宅展示場に行ったのは10月です。ちょうど1年前ですね。9月くらいから家を買おうか考えて間取り依頼をしたり、資料請求をしたりはしていましたが、天気が良かったのでお出かけがてら展示場に行ってみました。
ほとんど毎週日曜日に打ち合わせが入っていたので、子どもにとってはつまらなかったかもしれません。幸いうちの子はミサワホームの担当さんが大好きになってくれたので、「ミサちゃん(ミサワホームのミサ)のところに行くよ」というと喜んで準備してくれました。遊ぶスペースがある部屋を毎回取っておいてくれたのも子ども・親双方の印象が最高だった理由の一つです。
この頃は間取りやそのほかの条件を詰めるところを複数社並行して実施となりますので打ち合わせ回数が多いです。多いですが、忙しければ隔週にするなどの調整も問題ない時期なのでライフスタイルに合わせるほうが良いと思います。
ハウスメーカー選びにしても、間取り作成にしても、ここで妥協してしまうと、後々のリカバリーが大変になります。
ある程度の打ち合わせが終わると契約の準備に入ります。住宅ローンの事前審査やファイナンシャルプランナーとの相談、各種ハンコを押す作業など営業担当者さんが我が家に来ることも多く、みんなが忙しくなります。最終契約の時には本社にいって説明を受けて署名・押印します。
契約から着工まで、期間的には3か月半。打ち合わせ以外にも書類を取りに来てもらった日があったり、家で考える宿題が出たりと結構大変だった記憶があります。特に妊娠中の妻は体調が不安定だったので、子連れで本社の打ち合わせスペースに行くことになり、大変でした。もし体調に不安がある家族がいる場合、契約の前後でここからの打ち合わせはオンラインを併用したい旨を伝えると、対応してくれると思います。
契約後初打ち合わせで(細かいところはおいておいて)間取りに本当に変更がないかを確認します。これまでは営業さんを経由して設計さんとの打ち合わせという感じでしたが、ここから営業さんよりも設計さんとの密な打ち合わせとなります。具体的に確認されたのはキッチンの場所、部屋の間取り、ベランダの有無や位置、階段の位置などなど。ここで大まかな間取りは決定させて、ここから収納などの相談に入ります。収納の相談まで終えると図面の大枠はいったん完成。その次にドアや家具などの相談なります。テレビ台や書斎の机などですね。そこまで終わると部材の発注が可能となります。部材の発注に関する契約書にハンコを押すと、一応それ以上の間取り変更などは不可となります。ここでいったん区切りとなり、新しい担当さんが出てきます。インテリアの担当さんです。
我が家は契約が2月末でした。皆さんの都合が合わず、契約後初打ち合わせは3月半ばとなりましたが、少しあったかくなり始めた頃で、久しぶりに子どもと出かけられたのでとても助かりました。もしも余裕があるのなら、打ち合わせのない休日を挟むと、家族関係的に大変良いと思います。ただ、あまり悠長にしていると部材の値段が上がるタイミングにかかってしまい、無駄に高くなってしまう可能性もあるのでそこは要件等です。
着工してから決めたのはコンセントの位置やインテリア、壁紙などが主体です。
コンセントの位置はそれまでの生活から考えて計算し、過剰と思えるほどに作りました。おかげで延長コードなどがいらず、注文住宅だということを実感しています。コンセントの位置に関してもインテリアの担当さんと設計さんがアドバイスをくれます。
壁紙はサンプル集の本から気になるサンプルをもらって確認して、決めていきます。隣あう壁との相性を考えたり、水回りの色合いと併せて考えたりと、やることが山積みです。
サンプルをもらってもどこ予定でサンプルをもらったのか、どんな機能があったのかなどが混乱してしまいわからなくなってしまうのでノートを作成していました。
また、水回りを決めるためのショールーム巡りもこの時期に行いました。打ち合わせの合間を縫って平日に休みを取るなどもして近場のショールームはすべてめぐりました。そこまでこだわりがない我が家でしたが、値段との相談でかなり悩み、ほぼ毎晩夫婦でディスカッションしていました。ちょうど妻の出産予定日が近づいており、それ自体は契約の時点でもお伝えしていたため7月はほとんど打ち合わせは入れませんでしたが、それでも賃貸の解約や光回線などさまざますることがあり、忙しかった印象があります。
竣工は、家本体が完成することです。ここから最後外構やカーテン取り付け、エアコン取付などを行いました。
竣工すればあとは細かい打ち合わせで回数は減ると思いましたが、実際はそうでもありませんでした。8月~9月にかけて大詰めのごとく費用の変更にかかる書類(増額も減額も)に署名・押印することになりました。特に外構に関しては案を出したものの現地を見ながらになるので腰を据えてゆっくりと打ち合わせという雰囲気でもなかったことから、かなりあわただしい打ち合わせとなっていました。
竣工時に手直しが必要な部分のピックアップを行い、それの確認なども入ってきたので、正直9月の記憶はありません。雨などで工事が遅れることもあり、この時期は育休でよかったと胸をなでおろしていました。
この記事を書くにあたり、カレンダーやスケジュール帳を見返して打ち合わせ回数を数えました。
これだけの打ち合わせをこなすために、我が家は有給休暇を適宜使用し、日曜日がほとんど消え去り、平日の休みも多くが消え去りました。共働きで勤務時間や休みが異なると調整が大変だと思います。それに子どもスケジュールも加味されると本当に体力勝負でどうにかなるものでもなくなると思います。効率的な打ち合わせなどが必要となってくるでしょう。
ただ、これだけ頑張った甲斐があって、今のところ我が家に不満はありません。
わかってはいましたし、納得の上で注文住宅を建てましたが、打ち合わせの回数が多くて辟易したのは事実です。途中ちょっと嫌にもなりました。少しでも打ち合わせ回数を減らし、早く家を建てるにはどうしたらいいのか振り返って考えてみました。
・自分と家族の要望をまとめる
・間取り案を先に取得し、契約までの打ち合わせを減らす
・打ち合わせを密に行い、着工までの期間を短くする
・ハウスメーカーや工務店を厳選して、建て方が早いところを選ぶ
以上のポイントをおさえると、少しは早く楽に家が建つのじゃないかなと思います。早く建つことが目的ではなくても、打ち合わせを少しでも楽にすることで、家族で出かける時間をとれるならそのほうがよかったなぁと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
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