先日ミサワホームの本社ビルで細かいところを決める打ち合わせを行ってきました。打ち合わせで決めたこと、その過程をお伝え出来たらと思います。全3部作の予定です。
この記事ではミサワホームで選べる外壁材や我が家が考えたことをお伝えします。
目次
家づくりの流れはどの建築会社でも基本的に同じです。
今回はこの流れの中の打ち合わせ②の外壁材について、ご紹介します。この打ち合わせ②はお昼休憩をいれて7時間かかりました。一番時間がかかったのはこの外壁材。そこまでこだわりはないし、もともと概算見積もりに入っていたものでもいいと思っていたのに、やはり実物を見てみると楽しくなってしまって選ぶのに時間がかかりました。
外壁材を決定するのはたいてい契約後の打ち合わせです。
それまでは営業さんの裁量や建築会社のルールに従った暫定品が入っていることと思います。
我が家はミサワホームとの契約後の打ち合わせ2回目で、設計部分の間取りが決まったタイミングで壁や屋根を決めていきました。金消契約はそのあとですので、壁や屋根で大幅に予算が浮けば、本審査で申請していたローンの借り入れ金額を下げられます。
外壁材は結構なお値段がするので、可能なら安いものを…と思っていましたが、メンテナンスも含めた最終コストとの兼ね合いも大事なので、減額は微々たるものとなりました。
ミサワホームでカタログのなかから選ぶ場合、外壁はタイルかサイディングから選ぶことになります。
タイルの場合一般的に費用としてサイディングの1.5~2倍になります。しかしその分耐用年数はかなり長く、50年以上とも言われています。カタログでもわかる特徴的で美しいデザインのタイルは、こだわりを持って家づくりをしたことが一目でわかる風光明媚なものです。
タイルと比べて格段に値段が抑えられるサイディング。耐用年数は10年~15年で、定期的なメンテナンスが必要になります。将来的なメンテナンスが必須とはなりますが、それでも最初の価格が安いことは大きいです。45cm四方を見る限りそれぞれ特徴ある外壁で、バリエーションも豊富です。お値段度外視して好みのものを作る!!というのでもない限りサイディングは候補に入ると考えられます。
ミサワホームのカタログに載っている外壁材は全て雨水で汚れを落ちやすくなるLIXIL製タイルの「ナノ親水」テクノロジーを使用しているそうで、表面に汚れがつきにくいものになっています。オプションかなぁと思っていた防汚性能の高い外壁が標準だったのでラッキーとおもっていました。
タイルの貼り方にもこだわりがあり、継ぎ目のない外壁をつくれる「シームレスタイル張り工法」やある程度のパネルの大きさに先にタイルを張って工期の短縮と費用の圧縮をかなえる「プレセットタイル張り工法」などタイルに関しても魅力的なものが多くありました。写真上でもタイルはかなりおしゃれに見えますが、我が家はおしゃれに興味がないのでタイルは最初から除外して一切見ませんでした。
低価格なのはサイディング。サイディングはセメントや金属製のあらかじめ作られた板を壁に貼っていくものになります。その板の厚さによって耐久性が変わります。サイディングの外壁材の後ろについている数字が厚さになっているので、どれが厚み的に丈夫なのかはわかりやすくなっています。質感や外観も色々なものがあり、タイルのような見た目と手触りのものや木目調が美しいものなど様々です。ミサワホームの本社で打ち合わせをすると、45cm四方ほどのタイル見本を見て選ぶことになります。これがかなり重たそうで、後ろにあるものを出してくるのは一苦労という感じでした。
我が家は前述の通りそもそもサイディングで検討しておりましたので、その中から私の希望で黒い外壁を検討していました。
もともと概算見積もりに入っていたのはグランフォルテ アレニスカⅡ-21です。今回設計士さんと営業さんは細かいお値段まで教えてくれなかったので、()内に提示している価格は概算見積もりからの差額になります。候補に挙がったのは
①グランフォルテ スプリットレイヤーⅡ-20のカームブラック(-1~2万)
②グランフォルテ カームスクラッチ-21のCSブラック(-0~2万)
③グランフォルテ アレニスカⅡ-21のArブラウン(±0)
④グランフォルテ フェザーリッジ-21のF-チャコール(-1~2万)
⑤クラスティングリップルトーン-18のR-チャコール(-5万)
④グランフォルテ フェザーリッジ-21
以上の候補の中で黒くてデザインが気に入るものを選びました。
一見黒く見えても光が当たるとかなり明るく見えるものも多く、営業さんや設計士さんが見せてくれる実際の写真はかなり参考になりました。
その中で光が当たっても茶色に見えることなく、シックに見えたのはグランフォルテ カームスクラッチ-21のCSブラックでしたので、外壁のメインはこちらにしました。
加えて黒い外壁にアクセントで何か色を入れたいということになり、少し飛び出たベランダ部分の色を白と茶色で比較して考えました。
結果アクセントカラーは茶色に決定。妻が一任してくれて助かりました。アクセントカラー部分の外壁はグランフォルテ スプリットレイヤーⅡ-20のマカロンブラウン。
黒と茶色で色だけ聞くとかなり暗い仕上がりですがシックになるように選びました。
減らそう減らそうと思っていたのに結局誤差範囲程度の減額にしかなりませんでした。
希望の色を伝えて、それに近い色の外壁を全て見てグランフォルテ カームスクラッチ-21のCSブラック決定しました。他と比べて時間はかかりましたが、色の希望から入るか質感の希望から入るかを決めておくと比較的スムーズに理想の外壁を選べるのではないかと思います。
3部作の①屋根についてはこちらから。