【土地探し】後悔&疲れないために

土地探しに疲れないために

土地探しが運要素も強く、探しているうちに疲れてしまう方が多いのではないかと思います。

我が家が土地探しで決め手となったのは予算内であることでしたが、土地契約までにすでに後悔しはじめていました。

どんな流れで土地探しをして、何に後悔しているかをお伝えします。

土地の購入からはじまる家づくりの流れ

注文住宅を土地探しから始めると、一般的に約1年~1年半はかかるとされています。子供の就学や転職などなど、それぞれの事情に合わせて家づくりを完成させるには早めの行動と色々同時進行させて進める必要があります。

土地購入から始まる家づくりの流れ

打ち合わせの頻度やそのほか見に行く場所などもあり、この通りばかりというわけではありませんが、土地購入からの家づくりで住宅ローンを使用する場合は基本的にこんな感じかと思います。

途中で挫折するのもわかる煩雑さ。書かなければいけない書類もたくさんあります。いろんな人が関わってくるので、人見知りをする人には大変な気がします。(うちの妻は初めましての人が多くて途中で嫌になっていました)

建てるスピード感の違い

完成までの期間は、土地探しのスピード感や建てる部分の速さによっても異なります。土地探しのスピード感は施主側の感覚と運建てる部分の速さはハウスメーカーや工務店によります。参考までに、我が家が提示されたスケジュールを共有します。

2021年~2022年でのミサワホームの建てるスピード感はこんな感じでした。2月末に契約、6月初旬には着工して9月末に入居というスケジュールになっています。

同じく2021年~2022年の住友不動産の建てるスピード感はこんな感じでした。2月末に契約というのは変わらないのですが入居は12月です。

結構ハウスメーカーによっても違いますよね。ハウスメーカーは建て方(ex.プレハブ工法など)や資材によって、工務店は建て方、資材に加えて契約者数によって異なってくるようです。ある程度キャパシティーの広いハウスメーカーは、大雨とか資材流通が難しいなどの理由がない限り大幅な延長はないですが、工務店の場合は大工さん達の融通がありますので、もっと時間かがかるところや逆にもっと早いところもあります。

当たり前ですが土地探しが延びると、建てる部分のスケジュールも遅れていきますので、土地探しにも建てる打ち合わせにもある程度の事前準備や計画が必要になってきます。

我が家がまずやったこと

まず行ったことは家族間での意識統一です。家の間取りを考えるところや壁紙の色などで細かく意識が異なるのはそれはそれで楽しいですが、土地に関してはここ!と思ったら突っ走らなくてはいけないので、意識が重要になってきます。

話し合った項目

まず“家“の話ですからどこに住みたいか、どんな場所がいいかなどを家族で話し合う必要があります。この先20年は住むと考えたときの生活を考えて、実家との距離、学校との距離など、どんな理想があるのかはまとめておく必要があります。あとは家計や予算から家全体にかけられる予算を決めました。可能なら建てたいエリアの土地の価格を見て土地の予算を決められれば良いと思いますが、正直メーカーによって建物の値段が異なるので、よくわからなくなってしまって、全体の予算として組みました。

平均的には土地の購入に1436.1万円、建築費用に2961.2万円かかっているという調査結果があります※1。ただ、土地はエリアや広さによって本当に千差万別ですので、この平均はあまり考えないほうが良いと思います。

※1参考:住宅金融支援機構 2020年度フラット35利用者調査注文住宅集計表  https://www.jhf.go.jp/about/research/2020.html

自分たちで探してみた

今はネットで土地情報がすぐに手に入ります。 at homeやSUUMOなどで希望する都道府県+土地で検索すると色々な土地情報が出てきます。そこでそのエリアの価格帯を勉強しましたがピンキリ過ぎて何が何やら…とりあえず1500万はかかりそうだな、とおもったのはおぼえています。

そのくらいの予算で、どうしても無理ならばエリアの変更を検討するしかありません。エリアなのか、予算なのか、どちらに重きを置くのかがここで重要になってきます。 売りに出している土地の情報が近所なら、散歩がてら見に行ってみるのもいいかもしれません。地盤などはわからなくても日当たりや近所の雰囲気はわかります。

しかし、不動産や建築関係のプロでもない限り、自分で土地を探して購入手続きにまで進むのはハードルが高いと思います。

我が家は調べてみたものの結局何がいいのか悪いのかポイントすらもわからず、不動産業者さんにお願いしました。

ハウスメーカーと不動産屋に相談。どんな土地が提示されたか。

提示された土地は8割がたat homeやSUUMOにある土地でしたが、中には掲載される直前の土地情報もありました。ハウスメーカーの方と一緒に土地に行って、この土地に建てられるかなどを検討したりもしました。希望エリアを伝える際に災害に関して気にしていることを伝えたので、ハザードマップ上で大きな被害を受けそうな場所を避けるなどもしてくれましたが、それに関しては自分たちのほうが詳しいような状況でした。ハザードマップは見ることをお勧めします。加えて、ットバックの必要性や日当たりなどを教えてくれました。ハウスメーカーのほうは一緒に行った際に明かりのとり方などをしっかり検討してくれたので、そちらに関してはとても頼りになりました。

セットバックとは、建築基準法が制定される以前から道路であった土地の前の道路を現状決められている4m幅以上にするために提供する必要がある部分のことを言います。つまり道路として提供しなければいけない部分なので自分たちのものじゃない土地ですね。

提供された土地情報の例を示します。

予算は一応お伝えしているものの、エリアや範囲が狭い縛りすぎても見つかりません。大幅予算オーバーのものも含めて提示されると思っておいたほうが良いと思います。

最終的な決め手

我が家が土地を決めた最終的なポイントは、ずばり予算です。

なんせ希望エリアが狭かったので、その中でぎりぎり払える目安の土地が出てきて、まぁ明かりもとれるらしいとなったので、そこに決めました。最後はエイヤ!と決めてしまうしかない場合も多いと思います。いろいろなところで「100点満点の土地は早々見つからないのでこだわりすぎずに」と記載があるかと思います。「お金に糸目はつけません!」くらいに振り切って理想の土地を探さない限り、我が家もそうですがある程度の後悔は出てくると思います。後悔が諦めきれるくらいのものになるように優先順位を付けて土地探しをすることが重要なポイントになると思います。

後から知ったこと【後悔】

我が家は最終的にエイヤ!でしたし、土地業者の方とコミュニケーションがうまくいっていなかったことと、歩きでも行けるくらい近所だったことも相まって土地見学には自分たちだけでいきました。思っていたより住宅密集地だったこと、道路が狭いことが気にはなりましたが、ハウスメーカー、元建築関係者で色々相談していた人がそれぞれ「建てられる土地」と言っていたので、大丈夫なんだろうと思ってしまいました。

後で知ったその土地のマイナスポイント

道路が私道のため業者が入れるのかわからない

地盤

明るさ

土地の持ち主(会社)に問題あり

土地業者の方とのコミュニケーションが問題でした。以上のような情報をしっかり提供してくれていなかったのです。この情報があったら買うのをやめたのかといわれるとそこはわかりませんが、もう少し待った可能性はあります。もう少し待ったら2番手の方がいたので私たちの手元にないことは確実ですね。

私道であり、細い道だということはハウスメーカーの方が地盤調査前後に問い合わせて解決しました。とりあえず入れるそうです。工事できないといわれたら手付金を放棄してでも手放さないとどうしようもないですね。いくら何でもそんなことにはならないんでしょうけれど。

地盤についても、地盤調査を行って何とか予算内で賄えました。詳しくはこちらをご覧ください。

明るさは高い位置に窓を付けることで何とか及第点に落とし込もうとしています。その分予算がかさんでいますが、毎日の生活のほうが大事です。

土地の持ち主に問題ありに関しては、銀行ローン本審査が通過して、ローン実行が終われば関わることはなくなると思って頭の隅に追いやっています。具体的に何が問題ありかというと、心理的瑕疵事項にあたる可能性のあることとぎりぎりまで説明しない・契約書の名前を間違える・契約時に必要なものを持ってこない・契約に遅刻するなど、契約しないとわからないことだったのでどうしようもないですね。こういったこともあるということだけ覚えておくと、皆様の辛さが軽減するのではないかと思います。

仲介手数料について

土地を購入するとなるとかかってくるのが仲介手数料。これが結構大きくて、見逃していると懐が痛くなります。土地業者が持っている土地や、建築条件付き土地などであれば仲介手数料無料のものもありますし、いろいろなサイトを併用すれば仲介手数料割引などもあるようです。

このあたり、我が家は知らないままに土地購入に進んでしまいました。仲介手数料はなんと約90万円。地盤補強工事の費用とそんなに変わりません。90万円あれば楽しく外構工事ができますし、水回りのグレードアップも検討可能です。みなさまが痛い思いをしないことを祈っています。

土地探しに疲れないために

色々なことを検討していると、土地探しに嫌気がさしてしまいます。

土地探しの何に疲れるかというと色々なことを判断しないといけないことだと思います。判断コストは馬鹿になりません。嫌気がさしてしまう前に、家族での話し合いで優先順位や土地探しの期限をある程度決めておくと、それに則って判断ができます。加えて、不動産業者などとのコミュニケーションも大変です。気を使ってしまったり、なんだか合わなかったり。そういう場合は、いい土地に出会う前であれば業者を変更するのも一つの手段です。ハウスメーカーにも土地を探す能力はありますから、ハウスメーカーを決めてしまって、土地探しに関してもお任せ!いい土地があるか教えてね!という手もあります。また、疲れてしまった場合我が家のようにエイヤ!となってしまわないためにも、一度お休みするのも手段の一つです。お休みすることにももちろんデメリットはありますが、楽しく家づくりをすることが目標であれば、疲れてしまっては元も子もありませんので。

土地探しに疲れないためのポイント

期限を決める

優先順位を決める

不動産業者を変える

土地探しをしばらく休む

まとめ

土地の購入から家づくりをすると想定外のことがたくさんあります。考えないといけないことや出費がかさむなどの課題もあります。それでも理想とする家づくりをするためには、ある程度時間を割いて、調査や検討を重ねていく必要があります。無理をしない程度に頑張れるよう、楽しめるところは楽しんで、楽しくないところは割り切ってやっていくことをお勧めします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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